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2007.04.22

21 GRAMS


21グラム

2003年 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(Alejandro González Iñárritu)監督作品
出演:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ

来週公開の映画「バベル」の監督であるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャルトゥの前作。
「バベル」を見る前におさらいという意味を込めて見た。
今回で2回目。

主演の3人の演技が素晴らしい。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロいずれも正に甲乙つけ難い。
でも無理矢理つけてしまうとすれば、その役柄も加わってベニチオ・デル・トロだろう。自分の弱さが自分の運命を悪い方向へと導かれてしまう哀れな男の役だ。死んでしまいたい、だけど死ねない。それも悲しい。

タイトルの21グラムは、人が死んだときに減る体重ということらしい。つまり、魂の重さということだ。
養老孟司によれば、医学的には全く違っていて、生きていても死んでしまっても体重は変わらないのだけれど、映画のテーマという意味では面白いタイトルだと思う。

この映画は、われわれに誰もが単純に考え、そして簡単には答えのでない「生きる意味」を問う。命とは何なんだろう、という問いを投げかける。
もし宗教的に答えるのであれば、良きことをする人が良い人生を歩むことができる、という説法になるのであろうが、われわれは日常的に世の中がそれで成立していないことを知っている。

前にも書いた「CRASH」でも似たことが描かれていたようにも感じる。
理屈を超えて人は生きている、と一言で言えるものでもない。

これ以上書いても説得力もないだろうから、何かを感じられればそれでいいのではないかと思う作品。

重苦しいエレキギターの音楽もいい。


AWARDS:
Best Actress (nom) Naomi Watts 2003 Academy
Best Supporting Actor (nom) Benicio Del Toro 2003 Academy

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督最新作「バベル」に関する記事cinematoday.jp/page/A0001373

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人生は続くのよ 神に関係なく            ・・・人生って過酷なのね 英題: 21 Grams 監督・製作:アレ [続きを読む]

受信: 2007.05.16 00:53

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