« アール・ヌーヴォー 超入門 第1回 | トップページ | 21 GRAMS »

2007.04.22

SAW


SAW ソウ DTSエディション

DVDを借りて見ました。
ジャンルが苦手なので、類似作品で言うと、デヴィッド・フィンチャーの「SE7EN」のような作品。
シリーズ化されているようです。
[SAW - OFFICIAL MOVIE SITE]
www.sawmovie.com/
sawmovie.jp/

ちなみに、上段が英文、下段が日本語サイトであるが、英文のものは、正直苛つきます。

時間が103分という手頃な長さということもあってか、意外と見やすい映画でした。
さきほど「SE7EN」に近いと書いたけれど、「羊たちの沈黙」にも似ている。
偏執狂の異常犯罪が題材で、その異常犯罪そのものあるいはその異常犯罪を成し遂げる偏執狂が主人公である。
タイトルのSAWは、"see"の過去形という意味であるが、「鋸(のこぎり)」という意味もあり、謎めいた映画の最初のアイテムとして登場する。しかし、SAW2以降を見ていないために、「SAW=鋸」という結論づけにはまだ早いかもしれない。
ほとんど顔の知らない出演陣の中に唯一ぼくが知っていたのが刑事役のダニー・グローヴァーだった。いや、ダニー・グローヴァーの相棒役であるケン・レオンは見たことがある。調べてみると、ぼくが見たものの中では「ラッシュ・アワー」「A.I.」「スパイ・ゲーム」「バニラ・スカイ」に出演歴がある。うーん、どこで見たんだろう。

さて、この映画、あまり詳しくストーリーを述べられないので感想を書くのがむつかしい。
でも、どうしてもというのであれば、「SE7EN」と「羊たちの沈黙」の類似作品であるために、どうしてもこのふたつの作品と比べてしまわざるを得ない。
個人的な優劣を付けてしまうのであれば、やはり「セブン」「羊」までの作品性は感じられないと言わざるを得ない。
いや、確かに映画は面白かったし、最後のオチもなかなかのものだとは思う。だけど、やはり「セブン」やアカデミー賞作品賞まで獲ってしまった「羊」には及ばない。
なぜか、というのを書いてしまうと、ネタバレになるから書けないのがとても悔しい。
でも、書かないと本当は上手く書けないからだろうと勘ぐられるのも悔しい。
見た人だけにわかるように書こうと思うけれど、もしまだ見ぬ人が映画の途中で気づいてしまっても責任は持てませんが、ちょっと書いてみましょう。
主人公の一人であるゴードンが、クライマックスあたりで、人生最大の決断をするシーンがある。
しかし、それは回避できた。
彼は医者の役であるが、医者たる者、いろんな複雑にしかけられたかもしれないけれど、変態の罠に引っかかって冷静さを失うというのが理解できない。少なくとも見ているぼくからすれば、冷静でいられないのが説得力に欠けた。
また、映画的には「羊たち」のようにカメラワークで鑑賞者をレクター博士の闇の世界に引きずり込むような迫力に欠ける。
そして、「セブン」にあったような偏執狂者の犯人が、なぜその犯罪を繰り返すのかという根拠に乏しい。
いや、乏しくったってその犯罪の手法(アイディア)がよければいいじゃないかと言われそうだけれど、何かしらの美学が潜んでいても良さそうなのに、それが今回の作品で見る限りは感じられなかった。続編以降にそのあたりが感じられたとすればいいと思う。
ただ、繰り返すけれど、決して悪い作品ではなく、むしろ優れた映画だと思うが、ここで比較する映画が素晴らしすぎたためにこんな評価となってしまっている。

ところで、主人公のドクター・ゴードンの不倫相手である女性が美人の日本人と思って調べてみたら、アレクサンドラ・チャンというロサンゼルス在住の韓国系女優さんでした。彼女の情報はあまり見つけられなかったけれど、本人のHPがありました。すごい美人です。

Alexandra Chun
www.alexandrachun.com/
www.imdb.com/name/nm0159017/

|

« アール・ヌーヴォー 超入門 第1回 | トップページ | 21 GRAMS »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/213747/6171900

この記事へのトラックバック一覧です: SAW:

« アール・ヌーヴォー 超入門 第1回 | トップページ | 21 GRAMS »