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2007.10.28

檀れい出演のウルルン滞在記

本日(2007.10.28 放送)の世界ウルルン滞在記「フランス・バスクの秋 檀れい宝塚魂で豚と格闘」は恐らくウルルン滞在記番組史上最悪の内容だったのではなかろうか。
少なくともぼくが見た中では最悪の内容でした。
まず、檀れいの扱いが気に入らない。
スタジオに登場した時のピンスポットが画面でハレーションを起こすほど強い。
旅先での試練がひとつもない。
それどころが豚の出産を見たいというわがままで滞在を一日延ばす始末。
ほとんどが彼女の顔面のドアップで、他の景色とかがほとんど見られない。

と、ほとんど檀れいひとりが悪いかのように書いてしまっているけれど、まあ、それは別に大したことない、と言えるほど、今回の取材には最も大切な部分が欠落している。

その豚を食べられるということはどういうことなのかが全く描かれていないのだ。

    *  *  *

檀れいが生きている豚と出会って、その後、分厚い豚のステーキを食べるシーンがある。
今見た豚が彼女の口に入っているというのに、そのプロセスが全く語られていない。
「食の安全」が毎日にように問題とされており、文字通り叫ばれているという状況のなかで、そこで育てられた豚がどのように処理されてわれわれの口に入っているかが欠落している。
その家で処理されていないのであれば、育てた豚がいかにして処理される場まで運ばれて殺されるのかを追跡しないことにはこの番組の意味が全く損なわれている気がしてならない。
決してそれは動物保護的な視線ではなく、人間のエゴという観点からでもなく、淡々とした事実でもいいからそこを描くべきだった。

檀れいの顔なんかどうでもよろしい。
金麦止まっているかどうだか知らんが、何の試練もなく帰ってきた彼女に対してブーイングはかなり大きかったのではないかと思う。

正に、檀れいの顔のように、単なる綺麗事で終わってしまったのだった。

***

 

ご本人のブログを発見した。
danrei.jugem.jp/?eid=68
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コメント

最後の方、壇れいさんが料理しているところらへんから見たので、内容があまりわかっていなかったのですが、豚の出産を見れなかったって聞いて、あの料理は豚ステーキか!
たくましいなぁ。とかおもっていたのに、そのプロセスがかかれていなかったんですね・・・
前にテレビで、にわとりを雛からみんなで育てて、最後は解剖して食べるまでがみんなに与えられた課題。という教育をしている中学の取材というか、特番みたいなものをやっていたのを見ました。
かわいく愛情をかけて育てたにわとりを食べるという行為。
泣き出す子や倒れる子、いろんな苦悩の表情が写っていました。
毎日切り身で買ってくる食材のこと、すんごく考えました。

・・・ウルルン、どないやねん。ですね。

投稿: P | 2007.10.29 13:21

Pさん

コメントありがとうございます。
肉を食べられるというのはどういうことなのか、ぼくはちゃんと知っておく必要があると思うのです。
必ず誰かが殺してしまうのです。それを感情的に、あるいは感傷的に「かわいそうだから肉を食べない」というのもやめて欲しいのです。だったら「かわいくなければ食べてもいいのか」ということになるのです。そういうことを知った上で、一度考える機会をしっかりと設けてることが大切なようなきがしているのです。
特に昨日の番組のように、おいしい豚を育てているというテーマだったらなおのことのように思います。

投稿: pinkopaque | 2007.10.29 18:25

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