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2009.01.29

「まことちゃんハウス OK」

Makotohouse
2009年1月29日木曜日・朝日新聞朝刊より

   ***

こんなの当たり前です。
もし負けてしまっていたりすれば大変なことになります。
法的に許される範囲内でやっていることが認められなかったらどないせーちうねんということになるもんね。
君の顔があまりにも不細工なので法的に訴えてやる、のに近い。
ぼくが個人的にこの家のデザインがいい悪いを唱えても意味がないのと同じ。
意地悪く言うと楳図かずお側に立って「そうは言うけど訴えてるあなた方の家の醜さに私は耐えられないから外壁を撤去してくれ」ともしもいわれたときに、自分の家が景観を破壊していないと定量的に証明できるのか、ということになる。

「天井の円筒部分の円形の窓が、周辺住民のプライバシー権の侵害にあたる」という訴えに至っては朝飯を噴きこぼしそうになった。
窓がひとつでもあれば訴えられるんかい!言いがかりも甚だしい。
お前についている目が私のプライバシーを侵害するから目を潰させろ!ということかい。

   ***

景観問題でむつかしいのは、たとえ今回のようなケースが景観条例地域内で起こったところで、罰則がどうなのかと美観をだれが審査するのかということで問題となる。
聞いた話では一昔前の京都では郊外にある大きなラーメン屋の看板とかが立ち並んでいるのを見かけたりするが、景観条例的にどうなんやろかと思っていたら、条例違反の罰則が30万円程度の罰金だったらしい。店側とすればその罰金を広告宣伝費だと思って支払えば咎められることはないというので、払っていたそうだ。そりゃそうでしょ。
また美観地区などで外壁の色その他の規制がある場合、申請時に色付きの立面図と完成予想パースを添付し審査が通れば工事完了時の検査がないところもある。
また審査時も月に一度程度の審査会で誰か知らないおっさんたちが集まって決めることが多く、まったく信憑性がない。有名デザイナーならお前に審査されたくないわい、というに決まっているような人選のようだ。当然ながら巨匠と言われる建築家が選んだ色と同じものを無名弱小アトリエ事務所が出しても認められない可能性もある。
しかも歴史的なコンテクストが貧弱な地域でそれをやってしまっても却って景観破壊行為となることも多いし、内容が途中で変更されたら意味がない。
まだまだ美観景観については未熟なところなんだと思うね。

気持ちはわからなくもないけれど、醤油こと。

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