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2009.03.11

漢字の書き換え

漢字検定二級に合格したので準一級受検目指してみようかと関連図書を眺めてた。二級に比べて難易度が上がるだけでなく、新たな出題もあるようです。
なかでも気に入ったのが「書き換え漢字」に関する出題です。
以下、『完全征服「漢検」準一級』より抜粋です。

太平洋大戦後、当用漢字表【昭和21(1946)年、内閣告示・訓令】が制定された時、この漢字表に掲げる漢字の字種1,850字をもって表記するようにという制度的な使用を求めことから、特に法令・公用文書などでは表外漢字を表内漢字に替えて表記するとか平易な言葉に改めるとかの努力をしたところに由来する。
 「公用文作成の要領」【昭和27(1952)年】によれば、「当用漢字表中の、音が同じで、意味の似た漢字で書きかえる。」とある箇所の用例としては、
「車輛→車両 煽動→扇動 碇泊→停泊 編輯→編集 哺育→保育 抛棄→放棄 傭人→用人 聯合→連合 煉乳→練乳」
が挙げてある。

 戦後教育を受けたわれわれが慣れ親しんでいる漢字表記も実は既に書き換えられていたものだったというものが意外と多いのだ。
三省堂のベストセラー時字引き『新明解国語辞典』にはこの違いをちゃんと書いてくれている。
ぼくが中学生くらいの頃筒井康隆の文章を読むことで「刺激」ではなく「刺戟」と書く、ということを知った。
準一級になるとそういうところまで突っ込んだ知識が必要になってくるというのが面白い。

また、例えば漢検のサイト経由で携帯電話で勉強できるのは二級までとなっている。なんでやねん、と思っていたら、コンピューターで表記されない漢字が対象となっているからだということに気づいた。
以下、書き換え漢字の書き換えた後を先に載せて、次に書き換える前のことばを載せてみよう。書き換え前の漢字がやや簡略化された文字となっている場合もあるので取扱いには多少の注意を要します。

1n


1o


【解説】

最初に出てくる「連」と「聯」の違いについて調べてみました。
一般に「連」という漢字には次のような意味があるそうです。

  1. つらねる。つらなる。〔つながって一まとまりになった食品や装飾品などを数える時にも用いられる。例、「数珠一連」〕「連山・連合・関連・一連」くさりの場合は「鏈」と書く。
  2. 引き続いて。続けざまに。「連日・連安打・連戦連勝・流連」
  3. 仲間。「連中・常連」
  4. かかわりあいになる。「連座」
  5. 〔ream〕洋紙の全紙千枚(もと、五百)枚を単位として数える語。 
  6. (略語)連邦・連合・連盟。「ソ連・国連・労連・経団連」

そのうち、1.と6.はもともと「聯」と表記していた。5.は「嗹」とも書いたようです。〔三省堂刊『新明解国語辞典第六版』より〕

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