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2009.05.27

食料自給率を上げなきゃいけない理由

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別に正義漢ぶるつもりはないのだが、一般常識として簡単にまとめてみよう。

上のチャートはぼくが作ったものではなくて、平成21年3月に農林水産省が出した「食品ロスの削減に向けて」というレポートの最初のページである。
グラフィカルに美しくないのはぼくの責ではない。

60%を輸入に頼っている傍らで、途上国に必要とされる量の約3倍もの食料をまだ食べられるにもかかわらずに棄てている日本で、この食料自給率を上げることが大きな課題となっている。ま、知ってますね。

食料の輸入額が年間5000億円らしいですが、量は上掲のチャートを参照してみてください。
ここの数値を使うと、約20%の食品が廃棄されている。しかも可食部分と考えられている500〜900万トンという数字は全体の5〜10%ということになる。

   * * *

食料自給率を上げる簡単な方法として、食べ残しが出ないように本当に足りない量だけを輸入することが挙げられる。

ではなぜ食料自給率を上げる不必要があるのか。

ひとつは、食料を輸入に頼ってしまうと、外交上不利だ。戦争状態になってしまうと、食料が国内に入ってこなくなる。

と、それが問題だと思っていましたが、昨夜見た「爆問学問」に出演してた農学者岩永勝からもうひとつ教えてもらいました。

足りない食料を海外から買うということ、別の言い方をすれば、「足りない分は買えばいい」ということは、金持ちの日本がその食料の価格を上げてしまうということになる。飢餓で苦しむ貧困国が食料を買うことができなくなる、ということと同意な訳です。

バイオエタノールがアフリカの飢餓を押し進めていると言われ、アメリカのトウモロコシ農家を悪人呼ばわりするかのような採り上げ方をしているけれど、それと同じことですね。

もったいないから全部食べろ、という話ではなく、足るを知る生活が求められているのかもしれません。
とまとめても仕方がないのだが、この食料自給率の問題はかなり深刻なものだと個人的には考えてます。

  *

9100万トンのうち1,900万トンを棄てている。
1,900万トンのうち、500〜900万トンは「食べられる」食料なのだ。
一方、WFPの発表によると、
「2007年、WFPは80ヵ国において8,610万人に330万トンの食糧支援を実施。その総支出は31億米ドルに上ります。」
とある。

さあ、これをどうすればいい?


*関連サイト
農林水産省「食品ロスの削減に向けて」
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/index.html

WFP
http://www.wfp.or.jp/activities/


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